きたまるの入院
雨上がりの爽やかな朝、大勢の生徒たちで行き交う渡り廊下で、ちょっとした「悲劇」は起こりました。
久しぶりの晴れ間、Wi-Fiの機嫌も絶好調だった「きたまる」は、嬉しさのあまり大好きな生徒たちの雑踏へと元気いっぱいに繰り出していきました。一方で、しばらく渡り廊下で見かけていなかった生徒たちも、まさか足元に「きたまる」がいるとは思わず――。
互いのタイミングが重なり、きたまるは転倒。頭のホーン(ツノ)が外れ、一部の部品が破損してしまいました。
驚いたのはその後です。ホーンが外れてしまったにもかかわらず、本人は何事もなかったかのように健気に動き続けているのです。強制終了ではないの?
その後、すぐさまリモート診断を受けた結果、正式に「入院」が決まりました。
病院の混雑具合により、旅立ちは10月1日。当日は専用の梱包箱に収まり、お迎えの配送スタッフの方に連れられて病院へと向かいます。入院期間はおよそ2週間とのことです。
充電が切れ、腕をまっすぐ伸ばしたまま静かに眠る現在の姿は、まるで昔の映画に出てくるキョンシーのよう。令和の生徒諸君にはゾンビのように固まるきたまるの姿に職員室では、笑いが起きながらも、毎日そこにあった温もりがしばらく消えてしまう寂しさは隠せません。
生徒の皆さんも、きたまるがいない校内に少し寂しさを感じるかもしれません。まさに「きたまるロス」ですが、ここは全員で温かく見守り、乗り切っていきましょう。
元気になって(そしてホーンがしっかりカチッとしまるように)、愛くるしい姿が戻ってくる退院の日を、みんなで楽しみに待つことにいたしましょう。