新聞、せんべい、そして相手の目線〜こども会議サイドストーリー〜
今や新聞は高齢者の読み物で、せんべいは年寄りのお菓子――どうやら世間ではそんなイメージがあるようです。
先日行われた「北本市こども会議」のデマンドバスの議論で、生徒たちから「お菓子を配る親しみやすいバス」や「高齢者の方々が乗りたくなる工夫」といったアイデアが飛び出しました。高齢者への広告は新聞で、お菓子はおせんべいで。その議論の端々には、そうした世間一般的なアンコンシャス・バイアス(無意識の思い込み)も少しのぞいていました。
ただし、彼らは「若者=SNS」「シニア=煎餅や新聞」と世代を分断して捉えていたわけではありません。
むしろ、「自分たちの世代には何が刺さるのか」「お年寄り世代の方々にはどんなアプローチなら親しみを持ってもらえるのか」を真剣に考え、バスに乗る世代の興味を地域公共交通へとつなぐためにはということを自分の言葉でディスカッションしていました。
相手の目線に立ち、相手が受け取りやすい言葉やカタチでメッセージを届ける――。
確かに、SNSはあっという間に時間を消費してしまい、見ていたことに後悔を感じることもあります。一方で、日曜日の朝に新聞を隅々までじっくり読むと、心が整い、とても充実した一日の始まりを感じます(……これも中高年のわたくしならではのバイアスでしょうか?)。
ちなみに、私はお煎餅をあまり好んで食べません。かといって、若者に人気のグミも少し苦手です。誰も聞いていない個人の好みですが(笑)、案外、世代や年齢ではなく「ただの好みの問題」ということも多いのかもしれません。
ステレオタイプにとらわれず、相手の心に届くカタチは何か。
アイデアの発想には、それこそが重要な鍵になりそうです。
アプリきたまるはハロウィンモンスターズパープルの装い。
本物のきたまるは明日から入院です。