校長ブログ

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進路選択につながる中間考査に向けて

中間考査まであと2日。今年度最初の重要な試験です。多くの生徒が指定校推薦での進学を目指す本校において、この考査の結果は将来の進路を大きく左右します。就職においても、学校の成績は重要な要素です。放課後の自習コーナーでは、生徒たちが教科書を真剣に開き、学びを深めています。タブレットを活用し、対策プリントや解答を確認する姿も日常的です。体育の授業での長距離走は、学習に必要な体力づくりにも繋がっています。先日、理科の授業では、電子顕微鏡を通して、暗記だけではない探究的な学びに取り組んでいました。この中間考査を通して、将来の可能性を広げるための確かな一歩を踏み出しましょう。

テスト勉強 自習コーナー.mp4

連休明けの授業をCanvaで

連休後半、オンラインデザインソフトウェア「Canva教育版」を試してみました。実際に使ってみると、素敵なデザインに写真を取り込み、コメントを加えるだけで、あっという間に動画編集のような表現ができることに驚きました。これは、授業での活用はもちろん、学校行事の記録など、様々な場面で活躍してくれそうです。改めて、写真や動画を効果的に撮影するスキルも磨いていきたいと感じました。連休明け、早速2時間目の授業を見にいきました。3年生の数学の授業では、生徒たちがグラフを真剣に見つめ、熱心に考えを巡らせています。2年生の体育の授業では、腹筋トレーニングに励む姿が見られました。日々の小さな積み重ねを通して、生徒一人ひとりが達成感を感じてくれることを願っています。そして、疲れた時には、図書室が安らぎの場所として生徒たちを迎えてくれます。

連休明けの学校.mp4

 

DXハイスクールの最前線、不動岡高校を視察 - 北本高校での展開に手応え

本日は、DXハイスクール先進校である不動岡高校を視察しました。情報科教員と共に私も母校への訪問となりました。昨年11月には35年ぶりに同級生と再会し、疎遠だった母校を俄然身近に感じていました。校舎を一巡し、当時の面影を探しましたが、見つけることはできませんでした。もちろん、どちらが良いという話ではなく、時代の変遷を感じます。特にコンピュータ室は、従来とは全く異なる斬新なレイアウトで驚きました。電子黒板、モバイルディスプレイ、そしてハイスペックPCなど、最新の設備を見せていただき、授業の革新を確信しました。「情報Ⅱ」の授業では、高校生がPythonを学んでおり、そのレベルの高さに感銘を受けました。教室で小型ドローンが飛行する様子も目の当たりにし、改めて生徒たちの可能性を感じました。授業中、生徒たちはノートではなくiPadとPCを活用して課題に取り組んでおり、紙と鉛筆の私の高校時代とは隔世の感があります。机と一体になった可動式の椅子も印象的でした。このような先進的なDXハイスクールを、北本高校でデザインできることに、改めて大きなやりがいを感じています。北本高校の生徒の皆さん、どうぞ楽しみにしていてください。

ゴールデンウィークの疲れに負けない!学校生活のリズムを大切に

ゴールデンウィークの谷間の課業日、大人も生徒の皆さんも、疲れを感じやすい頃かもしれません。今日は通常の50分授業が6時間、さらに3年生は内科検診も予定されています。まずは健康第一。体調管理に気を配り、心も穏やかに過ごせるように意識してください。さて、本日で部活動の仮入部期間が終わり、明日からは1年生も本格的に活動に加わります。新たな仲間と共に、充実した時間を過ごしてください。そして、明日はいよいよ中間考査の2週間前となります。そろそろ試験に向けて準備を始める大切な時期です。ここで改めて意識してほしいのは、学校生活のリズムに合わせた生活習慣を確立することです。規則正しい時間に起床し、食事を摂り、学習に取り組む。そうした習慣を身につけることができれば、連休の疲れも和らぎ、心身ともに安定した状態で学校生活を送ることができるはずです。校内では、本校のつつじが見頃を迎えています。その美しい姿は、きっと皆さんの心を癒やしてくれるでしょう。登下校の際など、少し足を止めて眺めてみてください。

1人1台端末で広がる学びの可能

本日、いよいよ1年生に1人1台のタブレットが配付されました。「情報Ⅰ」の授業で、生徒たちは真新しい自分の端末に向かい、集中して初期設定に取り組んでいました。この初期設定は、大人でも苦労することがありますが、デジタルネイティブ世代である生徒たちは、戸惑うことなくテキパキと設定を進めており、その順応性の高さに驚かされました。今後は、日々の授業でタブレットを積極的に活用し、調べ学習や視覚的に理解しやすい教材提示はもちろんのこと、生徒同士の主体的な協働学習や、遠隔地の学校とのオンライン交流など、学びの可能性を大きく広げていきたいと考えています。

 

どんな生徒にもわかりやすいユニバーサルな授業実践

本年度、「どんな生徒にもわかりやすいユニバーサルな授業実践」を学校経営方針の努力点に加えました。教員は自分が受けてきた授業を再生してしまうと言われます。ですが、生徒の学びの意欲を高めるためには、常に授業の質を向上させる必要があります。本校の少人数という利点を活かし、段階的な課題で一人ひとりの達成状況を確認する授業を目指してまいります。生徒が課題に一生懸命取り組んでいる姿を見ると、こちらも元気をもらいます。

 

 

祝!令和7年度高等学校DX加速化推進事業(DXハイスクール)に採択されました

先日、文部科学省より発表されました令和7年度高等学校DX加速化推進事業(DXハイスクール)において、本校が新たに採択されました。昨年度、埼玉県内では28校が採択されておりましたが、今年度の新規採択はわずか7校という狭き門であり、本校のこれまでの取組が国から認められたものと思います。DXハイスクール事業は、高校段階におけるデジタル等成長分野を支える人材育成を目的とするものです。本校でこれまで力を入れてきた「情報」の授業に加え、地域連携事業での実績が今回の採択につながったと考えております。今後は、DXハイスクールとしての指定を活かし、より一層充実した「情報」の授業を展開するとともに、デジタルを活用した探究的な学び、すべての生徒にデジタルスキルを身に付けさせる機会を設け、普通科でもデジタル人材の育成に力を入れていきたいと思います。北本高校は、これからも時代の変化に対応し、生徒たちの未来を拓く教育活動に取り組んでまいりますので、引き続きご注目いただけますようお願い申し上げます。

 

図書館オリエンテーションで広がる新たな出会いと心の対話

 図書室では新一年生を対象としたオリエンテーションが始まりました。クラスごとに図書室を訪れた生徒たちは、司書の先生から本の借り方や図書室の利用方法について、熱心に耳を傾けています。近年、読書離れが懸念されていますが、一冊の本との出会いは、未知の世界への扉を開き、多様な価値観や考え方に触れる貴重な機会を与えてくれます。物語の登場人物に共感したり、歴史上の人物の生き様に感動したりする中で、新たな発見や感動を覚えることでしょう。特に、情報が氾濫する現代社会においては、SNSなどの情報に惑わされ、他人と比較することで自信を失ってしまうこともあるかもしれません。しかし、書物の中で繰り広げられる物語や、先人たちの言葉に触れることで、自分の悩みが小さく感じられたり、解決の糸口が見つかったりすることもあるでしょう。背伸びをせず、ありのままの自分を受け入れてくれる「本」との対話は、自分にとって大きな助けとなるはずです。本校の図書館は、新刊本も豊富に揃え、生徒の皆さんの知的好奇心に応えます。また、気軽に読書に親しめるよう、漫画も充実させています。図書館は、静かで落ち着いた空間で、様々な本との出会いが待っています。ぜひ、積極的に足を運び、本との対話を通して、新たな世界を発見し、豊かな心を育んでください。

きらめく青春、見つけよう

新緑の候、放課後の校庭には、生徒たちの活気あふれる姿が見られます。陸上競技部員の躍動感あふれる走り、ソフトテニス部と野球部員の真剣な眼差し、そしてサッカー部員の仲間と連携する姿は、実に爽やかです。さて、現在、1年生の仮入部期間を迎えていますが、入部希望者が伸び悩んでいる現状を憂慮しております。部活動は、単に技能を向上させる場ではありません。仲間との深い繋がりを育み、困難を乗り越えることで人間的な成長を促す、貴重な機会です。共に目標に向かって努力する経験は、生涯にわたる財産となるでしょう。まずは、興味のある部活動に積極的に参加し、自身の可能性を試していただきたいと思います。運動部のみならず、文化部もまた、豊かな学びの場です。たとえば華道部では、写真のように、繊細で美しい生け花を創り上げることができます。日本の伝統文化に触れることで、感性を磨き、豊かな心を育むことができるでしょう。皆さんの心の中に眠る「好き」や「やってみたい」という気持ちを、ぜひ部活動で見つけてください。1年生の皆さん、迷わず、まずは一歩を踏み出してみませんか?皆さんの積極的な参加を心より期待しています。

少人数で一人一人に寄り添う授業、スタート!

いよいよ本格的な6時間授業が始まりました。少人数という強みを活かし、生徒一人ひとりに目を配り、きめ細やかな個別対応ができる授業を目指してまいります。授業の冒頭で、担当の先生が自身の教科の面白さを熱く語り、生徒たちの知的好奇心を刺激できるかどうかが、学びへの入り口でとても大切だと考えています。先生の話に目を輝かせ、真剣に耳を傾けているクラスは、素晴らしいスタートを切れている証拠でしょう。放課後、自習コーナーでスマートフォンを遠慮がちに見ていた生徒に声をかけたところ、すぐに顔を上げ、笑顔で会話に応じてくれました。生徒たちがルールを守りながら、楽しく充実した学校生活を送れることを願っています。